we love dancing music lover

2019/11/11宮古島といえば暖かいイメージがあると思う。ともすればちょっとした常夏の国を思い浮かべる人もいるかもしれない。だが実は冬の宮古は意外と寒い。気温はそこそこあるのだけれど、海から吹いてくる風は冷たくて強い。自分くらい体脂肪率が低い場合、夜薄着で出てしまうとガンガンに体温を奪われてガタガタ凍えてしまう事になるくらいだ。今年も11月に入って朝晩の気温がだいぶ下がってきた。夕焼けの色も良質な毛布のように深く柔かくなって、こちらでも季節の移ろいを五感で感じている。

 

一昨日の日曜日、JTAドームでクイチャーフェスティバルというものがあった。

(クイチャーフェスティバル)

http://kuifes.com

ようは雨乞いの踊りなんだけれど、宮古の中でも地域によって踊りもリズムも違うらしい。仕事終わりに遅れて行ったので、メインのクイチャーは見れなかったが、下地さんのライブと、生歌に乗せた子供たちの踊りを見れた。とにかく勇ましい振りと、子供達のキレキレの動きに気持ちが高まる。メチャメチャにカッコ良かった。

クイチャーの振りは南方系の踊りと和の要素が混ざり合ったような感じ。流れるような動きと、キメる箇所もあり、メリハリがあってとても見栄えがする。

世界中で踊りは祭りには付き物だ。神様に踊りを奉納する。個人的に大昔から伝えられてきた踊りにはその土地の魂が込められている気がする。その土地の歴史、人々の生活の全てがそこに詰まっていると思う。踊っている間、僕らは時空を超えて歴史の一部になる。

リスペクトしてやまない。