いい湯だな、あははん

意外なことに宮古島には宮古温泉とシギラ黄金温泉という二つの温泉が存在する。どちらも泉質は良く、ポカポカと身体はしばらく温かい。

今日は友達に誘われて仕事終わりにシギラのほうへ行ってきた。どのへんが黄金なのかは未だに分からんが、案外気に入ってしまっていて冬場のシーズンは通っている。しかし風呂はいいよね。あらゆる快楽の中で一番といっても過言ではないかもしれない。これは日本人の長寿の秘訣の一つなんではないかといつもの想像力を巡らせてみたりする。

 

露天の湯に浸かりながらしょーもない会話をする。看板屋でアートやってる友達とキャンドルアーティストの友達。彼らの存在が個人的にはとてもいい刺激になっている。彼らには負けたくないというか、バカにされたくないと思う。こういう友でありライバルでもある存在はありがたい。

11月も終わろうとしているだけあって、湯の外に出ている部分は多少冷え冷えとする。風呂にはこれからが良い季節だ。おそらく蒸気で鼻腔も洗われるんだろう。風呂を出ると、大気中に漂う香りに敏感になる気がする。季節の匂いと言っても良いかもしれない。

 

今日は少しジメッとした、土と海の塩とが混ざり合ったような匂い。有機的で穏やかな匂い。ここ宮古でも冬が始まろうとしている。

 

そんないい風呂の日だった。